プロフィール


游風廬主人 平尾菽風

書に興味をもち、習い始めて半世紀が過ぎました。四半世紀前に子どもの「もじかき教室」を開き、硬筆、毛筆共に基礎の習得を指導の中心としておりました。また、自由に感性で書く創作書を教室の特色とし、文字の基礎知識と豊かな感性を育むことを目標としていました。

不惑を過ぎ、縁あって和中簡堂先生の篆刻教室を紹介頂き、後に同人に加えていただきました。
篆刻は、篆書体を用いて小さな印面に自己の技術や知識、感興などを盛り込んで、多様な表現を志向する芸術です。文字の知識はもちろん幅広い知識が求められます。

大学で書道を専攻しましたが、そうした知識や経験がまったくと言ってよいほど通用しない世界でした。己の未熟さを思い知りました。

以来、篆刻のみならず書に関する幅広いご指導をいただき15年が過ぎました。未だ浅学菲才の身ですが、古典に立脚した書の素晴らしさと東洋芸術のエキスが凝縮された世界ともいわれる篆刻の奥深さを皆様に知っていただきたいと思っております。

平尾菽風

平尾恵(菽風)

読売書法会評議員
謙慎書道会理事
(公社)全日本書道連盟正会員
全日本篆刻連盟評議員
北斗文会会員
東瀛印社同人