自然と共に暮す家

安成工務店

「自然と共に暮らす家」

 下関市に本社を置く安成工務店は、従来の「日本の木の家文化」に立ち戻り、昔ながらの在来工法をベースにした自然素材の家づくり、「自然と共に暮らす家」を提案している。

 高度成長と共に始まった家づくりブームは、工場で生産される寸歩や強度の安定した新建材が住宅に不可欠な材料として重宝されました。しかし、新建材に含まれる化学物質が健康に悪影響をおよぼし、大きな社会問題となりました。 その後、地域の特性に応じ、エネルギー・資源等に適切な配慮するとともに、周辺環境と調和し、健康で快適に生活できるよう工夫する環境共生住宅が提唱されてきました。 安成工務店は、今から20年以上前から環境共生住宅に取り組み、自然素材型の家づくりを行っています。

 今回は、安成工務店が考える住まいの形を安成工務店山口店の大下雄治店長に伺いました。

「快適・健康・安全」の追求

 安成工務店の家作りの基本は、「快適」「健康」「安全」の追求。自然素材をふんだんに取り入れつつ、太陽の熱と光を巧みに取り入れたエコ住宅をつくっている。

 安成工務店のエコ住宅を特徴づけているのが「OMソーラー」システム。これは、建築的な方法や工夫によって太陽エネルギーを利用するパッシブソーラーシステムです。パッシブとは「受動的」のいう意味。機械に頼るのではなく、自然のチカラをできる限り活かした家をつくろう、という考え方にもとづいた仕組みです。

 夏の西日や強風を遮り、穏やかな日差しと気持ちよい風が流れるよう工夫する。これもパッシブの考え方。

 大きな開口部と1階の各部屋や2階へとつながる開放的な空間設計、これらと「OMソーラー」の組み合わせによって、冬は温かく、夏は暑さをやわらげる工夫がされている。

 安成工務店の家を特徴づけるもう一つの要素は、自然素材を巧みに取り入れた家作り。近くの山で育った木材を使うことはもちろん、断熱材も木由来の素材が使われている。自社開発のセルロースファイバー製断熱材は、断熱性能だけでなく防音性にも優れ、さらに周囲の状態に応じて水分を吸ったり吐いたりする木の性質も合わせ持つっている。これにより、呼吸する木造建築の長所と保温性を両立させた家が出来上がっている。

 安成工務店の家作りは、20年以上前から「快適」「健康」「安全性」を追求しながら進化をつづけ、現在の「呼吸する木の家—自然素材型・高性能エコハウス」にたどり着いている。