"住む人の数だけ家のスタイルがある"

高額商品である住宅。その平均寿命は、40年前後と言われます。この年数は使われている建築技術や住む人のライフスタイル等で変化します。平成8年の建築白書によると、建替えられる住宅の平均築後年数は26年とあります。昭和40年代は建築ラッシュで住宅の品質が低く、手を入れるより建替えたほうが早いと言う事情もあったようです。

 家族の成長とともに家に求められる機能も変わります。子育てを中心に考えて建てられた住宅は、子ども達が独立して家を出てゆくと使い勝手の悪い家となります。使われなくなり物置化した部屋は、家を傷める原因となります。阪神・淡路大震災ではこうした老夫婦の住む家が倒壊し、多くの被災者がでました。平均寿命が80歳に届く超高齢社会。長い老後を考えると、終の住み処として安心して住める家が求められます。

 今建てるとするとどんな家がよいのか?。今ある家をどのようにすれば養老の家となるのか?。現在、様々な様式の住宅が造られており、迷うところです。住まいに対する考え方は時代とともに変化しており、求められる機能性も変わっています。
 本コーナーでは、工務店の得意とする建築様式や住まいに対する基本的な考え方とその設計思想などをご紹介します。


 
    本社は山口県下関市。従来の「日本の木の家文化」を大切にし、昔ながらの在来工法をベースにした自然素材の家づくり、「自然と共に暮らす家」Yasunari Styleを提案している。